子供歯磨き粉といえば大手メーカーの
アンパンマンやしまじろうなどのキャラクターが
プリントされている商品が人気ありますね。
でも本当に子供歯磨き粉を選ぶ基準が
- 大手メーカー
- 子供に人気のキャラクター
- 価格が安い
- 子供が大好きな甘い味
という理由であれば
それは正しい選択とは言えません。
私の子供にも以前はアンパンマンの歯磨き粉を
使わせていましたが、
色々と調べているうちに
- 成分の危険性
- 研磨剤で歯を痛める
- 泡立ちが良いだけで虫歯予防の効果がない
と知りました。
そこで今我が家で使っているのは子供たちにも大好評の
虫歯予防ができて安全な歯磨き粉の
「ブリアン」です。
一度ブリアンの良さを知ってしまうのと
もう市販の子供歯磨き粉は使えなくなりますが
ではなぜキャラクターの歯磨き粉がおすすめできないのでしょうか?
アンパンマンやしまじろうの歯磨き粉の成分の危険性について
アンパンマンの歯磨き粉の成分
湿潤剤: ソルビット液
湿潤剤: PG
清掃剤: 無水ケイ酸A
粘度調整剤: 無水ケイ酸
粘度調整剤: ポリアクリル酸Na
粘結剤: CMC・Na
香味剤; 香料(イチゴタイプ / メロンタイプ)
香味剤: サッカリンNa
発泡剤: ラウリル硫酸Na
安定剤: 酸化Ti
薬用成分: フッ化ナトリウム(フッ素)
保存剤 :塩化ベンザルコニウム
しまじろう歯磨き粉の成分
基剤:ソルビット液
清掃剤:無水ケイ酸
助剤:還元パラチノース
粘結剤:無水ケイ酸、CMC・Na
発泡剤:アルキルグリコシド
香味剤:香料(グレープタイプ)サッカリンNa
安定剤:酸化Ti
防腐剤:パラベン
薬用成分:フッ化ナトリウム(フッ素)
pH調整剤:リン酸2Na、リン酸1Na
商品の裏面を見ると歯磨き粉の成分が表示されています。
使用している量が多い順番から書いていますが
両方ともに一番多い成分は
ソルビット液(ソルビトール)です。
ソルビットは安全?
この成分はお菓子類やジュース、乳酸菌飲料、
ソース、漬物、など多くの食品に使われている
成分です。
食品以外にも歯磨き粉や洗顔料、化粧水などにも
使用されていて
歯磨き粉の場合は硬くならないようにするために
使用されています。
ソルビットはもともと植物に含まれる甘味成分で
とくに果実や海藻などに多く含まれていますが
現在はでんぷん、麦芽糖、ブドウ糖などから
作られているので添加物としては
比較的安全な成分です。
リスクとしては大量に摂取すると糖尿病のリスクや
お腹がゆるくなるといったデータもありますが
歯磨き粉に含まれている量であれば
たとえ飲み込んだとしても問題ありません。
歯磨き粉に一番多く含まれている成分が
比較的安全なのは安心ですね。
研磨剤:無水ケイ酸(A)
この成分はどちらも歯磨き粉も
清掃剤となっていますが
これは研磨剤のことです。
大手メーカーのホームページでは清掃剤を
「歯の表面を傷つけずに、歯垢や着色物などの
汚れを落とす成分のことです」と
説明していますが果たして本当でしょうか?
歯の表面は硬いエナメル質で覆われています。
このエナメル質のモース硬度は6または7です。
(調べると「6」や「7」の2つの意見があります)
※モース硬度とは引っかいたときの硬さで
10段階で表示されますが、ダイヤモンドが一番硬くで10です。
(最近では15段階で表示されているものもあります)
一方無水ケイ酸は
7です。
エナメル質が7であれば一緒の硬さですし、
エナメル質が6であれば歯の表面よりも硬いと
なってしまいます。
歯の表面のエナメル質と同じ硬さ、または
それ以上の硬さの研磨剤で長期に磨いた場合に
大手のホームページの説明通り、
本当に歯の表面を傷つけないのでしょうか?
特に柔らかい子供の乳歯や生えたばかりの永久歯に
無水ケイ酸を研磨剤としている歯磨き粉で磨いたら、
歯がどんどん薄くなってしまいます。
せめて同じ研磨剤でも硬度3の炭酸カルシウムを
使用するのならまだわかるのですが
なぜ子供歯磨き粉に無水ケイ酸なのでしょうか?
(原料価格が安いのかもしれません)
実際に研磨剤で磨いても乳歯であれば
いずれは抜けてしまいますが、
生えたばかりの永久歯に無水ケイ酸入りの
歯磨き粉を使用していると
大人になるころには歯がどんどん薄くなり
エナメル質の下にある象牙質が透けて見えてくるようになります。
そしてその象牙質の色は黄色なので
研磨剤で汚れを落としているのに白くならず
エナメル質が薄くなって象牙質がむき出しになると
結局は黄色い歯になってしまいます。
さらに知覚過敏などの原因になるだけでなく
虫歯菌などの悪玉菌が歯の内部に
侵入しやすくなっていまいます。
大人でも研磨剤入りの歯磨き粉は
週に2,3回程度で十分と言われているのに
市販の研磨剤入りの子供用歯磨き粉で
毎日磨いていては絶対に歯に悪い影響しか
ありません。
発泡剤:ラウリル硫酸Naとアルキルグリコシド
発泡剤は文字通り泡立ちを良くするものですが
はっきりいって歯磨き粉に必要なのか?と
いつも思っています。
泡立ちが良いと磨いた気分になりスッキリしますが
子供に仕上げ磨きをしていても
泡のせいで良く見えなかったりするので
実際は汚れが落ちていないかもしれません。
それにうちの息子の場合は泡で口がいっぱいになると
苦しそうな顔をするので、
もう少し磨こうと思っても、それ以上できない時も
ありました。
まだこれらの発泡剤が安全性の高いものであれば
良いのですが
アンパンマンの歯磨き粉で使用されている
ラウリル硫酸Naは合成界面活性剤の一種で
- 発がん性
- 白内障の原因
- 味覚障害
など体に悪影響を与える成分と
疑われています。
もちろん疑われているだけで
絶対にそうだというわけではありませんし
実際に国が使用を許可して、メーカーが
基準を守って使用しているので
問題ないと言われればそれまでです。
ですがアメリカではラウリル硫酸Naは
6歳以下の子供用品への使用を禁止していますし
全面的に禁止をしている国もある以上
やはりこれは安全性に疑いがあるといっても
過言ではないと思います。
しまじろうの歯磨き粉で使用されている
アルキルグリコシドも合成界面活性剤ですが
これは最近使用されるようになった成分で
データ不足のため安全性がはっきりしません。
低コストで比較的低刺激と言われているので
配合されている商品が増えてきています。
危険ではないと言っている人もいますが
安全性がはっきりしないと不安ですね。
香味剤:サッカリンナトリウム(Na)
両方の歯磨き粉で使用されています。
香味剤は歯磨きの味を決める成分です。
子供にとって歯磨き粉の味は重要ですよね。
しょっぱい歯磨き粉ですと子供は嫌がるので
甘くておいしい味がする歯磨き粉を好みます。
サッカリンNaは砂糖の500倍も甘い人工甘味料です。
こちらは以前発がん性の疑いがあり、
日本では使用が禁止された添加物ですが
その後の再検査の結果で問題がなかっため
再び使用が可能になりました。
現在日本では使用量に制限をつけています。
(使用制限があるところに問題があるような気がしますが)
専門家の意見でもサッカリンは
「危険だ!」「いや、使用量を守っていれば安心だ!」と
議論が分かれているところですが
実はサッカリンは発がん性のあるコールタールの研究中に
偶然発見された成分です。
コールタールは塗装やサビ止めに使用されるものですが
商品の注意書きに発がん性の危険を記載しているもの
あるくらいです。
「その発がん性のあるコールタールから抽出したサッカリンは
全く危険性はありません」と本当に言えるのでしょうか?
実際サッカリンは使用禁止の国もありますし、
日本でも使用量を制限しているというのはやはり
危険性が少なからずあるからだと思います。
少量とはいえ長期に使用しても問題ないのでしょうか?
安定剤:酸化Ti(チタン)
両方の歯磨き粉で使用されていますが
品質を安定させる成分で
これも発がん性の疑いがある成分です。
また「アルツハイマーや不妊の可能性がある」
と指摘している研究者もいます。
IARC(国際がん研究機関)は酸化チタンの発がん性に関して
以前はグループ3「ヒトに対する発癌性が分類できない」
でしたが
2006年にグループ2B「人に対して発がん性の可能性があるもの」に
変更されています。
また、アメリカの癌学会では
「地球上でもっとも発がん性の高い5つの物質の一つ」
として酸化チタンを挙げているいわくつきの成分です。
それでも日本でもアメリカでも禁止になっていないのは
他の機関ではデータ不足として発がん性は認められていない
からです。
また、国際がん研究機関のグループ2Bといっても
コーヒーや漬物も同じグループなので
使用量が守られていればそれほど心配ないという声もあり、
この成分も意見が分かれています。
酸化チタンは日本では食品添加物に指定され、
食品に使用する場合は着色のみ使用(食品を白くする)が
認められています。
その理由は「酸化チタンを着色以外に使用したら危険」
ということだからです。
このような成分を品質を安定させるために歯磨き粉に
使用したらどうなるのでしょうか?
歯磨き粉はもちろん食品ではなく、
飲み込むものでもないので安定剤として
酸化チタンを使用しても問題はないのですが
口に入れるものですし、小さい子は歯磨き粉を
きちんと吐き出すことができず
飲み込んでしまう場合も多いです。
もちろん万が一飲み込んでも安心だという
分量が含まれているとは思うものの、
酸化チタンがないと歯磨き粉を作ることができない
というのであれば仕方がないですが
できれば使用してもらいたくないですね。
このように安全性に疑いがある成分をなぜ使用するのか
というと、それは成分の価格が安いからです。
安い原料を大量に購入して大量に生産することで
商品の原価をかなり安くしなければなりません。
実際に商品にキャラクターをプリントすると
版権料がかかりますし、
大手のメーカーは宣伝に力をいれるので
広告費もかなりかけます。
それでもかなり安い価格で販売できるのは
やはり安全重視ではなく価格重視で商品を
製造しているからではないでしょうか?
フッ素は虫歯予防に効果がある?安全性は?
フッ素は大量に摂取すると発がん性や脳機能障害などの
恐れがありますが、
一方で虫歯予防に効果があると言われていて
歯の表面にフッ素を塗ると、
むし歯菌の出す酸に溶けにくい強い歯に変わるということで
歯医者さんでもフッ素塗布が行う所が多いですね。
フッ素賛成派の意見としては
●歯磨き粉に含まれているフッ素は少量で1本まる飲みしても
許容量を超えないから問題ない
●塩も大量に摂取すると危険なようにフッ素も量を
守っていれば安全
●フッ素は自然界に存在していて食品にも含まれる成分
だから安全
否定派の意見としては
●ナチスが使った神経毒が飲料水に添加されたフッ素(フッ化物)だった
●殺虫剤やねずみ除去剤などで使用するのだから生物には悪い
●慢性中毒の懸念
●斑状歯(エナメル質形成不全)
❍歯の色が極端に白くなる
❍表面がくぼんでザラザラになる
❍形がいびつになる
●骨硬化症(フッ素症)
❍骨が異常に突出
❍関節痛
❍運動機能障害など
フッ素を多く含む飲料水を飲みつづけた地域で
このようなケースが指摘されているので
少量でも使用を続けるのは問題がある
などの意見があり、
実際に日本弁護士連合会(日弁連)が出している
集団フッ素洗口・塗布の中止を求める意見書も公表されています。http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/opinion/report/data/110121.pdf
一番多い意見は「フッ素は虫歯予防に効果があり
歯磨き粉に含まれる少量のフッ素であれば
全く問題ない」という意見です。
ただし少量でも万が一飲み込んでしまうと
フッ素はまず胃の中で毒性の強いフッ化水素酸に変わり、
血液に入って全身に流れていくと言われています。
体の中に取りこまれたフッ素は、成人では90%が尿の中に
出て残りの10%は骨に沈着するのですが
子供の場合は30~40%が骨に沈着するといわれています。
そのためツバを吐き出したりうがいが上手にできない
子供たちはフッ素を飲み込みやすく、
大人よりも体の中に残るのでフッ素の害を受けやすいと
考えられています。
このように多くの専門家が安心だと言っても
一部の専門家が危険性を指摘すると
やはり心配になってしまいますね。
一方で専門家の中にはフッ素の危険性は
わからないし、今後また研究が進んで
「安全性が高い」または「危険性が高い」と
結論が出る可能性はありますが
結局のところフッ素を使用しなくても
虫歯予防は可能なので
心配であれば使用しなければ良いと
言っている専門家もいます。
そうなのです。フッ素を使用しないと
絶対に虫歯になってしまうというのであれば
危険性について心配するのですが
フッ素を使用しなくても虫歯にならない
方法はあるので心配ならば使用しなければ
良いわけです。
実際に今後フッ素は少量でも危険と結論が
出たとしても
もともと使っていなければ「安全」「危険」
どちらの結論が出ても問題ありませんね。
私も以前たくさんの資料を読んでどっちが
本当なのだろうと悩んだ時期もありましたが
心配なら使うの止めれば良いのだという
意見に変わりました。
このようにフッ素やその他の危険な成分の
ことを考えると、
子供の好きなキャラクターがプリントされていたり、
安く買えてラッキーとか
甘い味だから子供が喜ぶなどといった理由で
歯磨き粉を選んではいけないとうのが
わかったと思います。
私もこの成分は危険、安全と商品をいちいち調べるのも
大変なので
虫歯予防の効果があって安全な歯磨き粉がないかと
探していてようやく見つけたのが
子供用の歯磨き粉のブリアンです。
詳しくは:子供の虫歯予防の歯磨き粉にブリアンがおすすめの理由
をご覧ください。
●虫歯にならない子供達の研究から発見された成分を歯磨き粉に配合
●殺菌剤・界面活性剤・保存料・合成着色料不使用
●子供が大好きないちご味(安全成分)
というところにひかれました。
味はいちご味ですがサッカリンのような
安全性が疑われる甘味料ではなく
エリスリトールという天然の甘味量を
使用しているので安心です。
もちろん研磨剤も入っていないので
歯を痛めることもなく
安全な成分しか使用していないので
飲み込んでも安心で、
フッ素も使用していません。
私の子供たちも喜んで使っている歯磨き粉です。
日本初!虫歯菌除去用成分『BLIS M18』配合
子供用歯磨き粉【ブリアン】ホームページはこちら
まとめ
- 市販の子供歯磨き粉は研磨剤で歯を痛めたり
体に良くないと疑われている成分を使用している - フッ素に関しては賛否両論ですが
心配ならば使用しない - フッ素を使用しなくても虫歯予防は可能
- 虫歯予防成分配合、研磨剤無配合、安全な成分のみ使用、
子供が喜ぶ味で選んだおすすめの子供歯磨きは「ブリアン」
ぜひ子供の将来のためにも良い歯磨き粉を
選んでくださいね。